東京高専課題部門的 #procon30 参加記
この記事は 東京高専プロコンゼミAdventCalendar② 6日目 の記事です。
①もあります。こちらのほうがにぎわってます。こちら↓
記事を書き始めた今現在12/6の22:48、あと一時間ちょっとで書き上げられることを信じています...(頑張れ自分
急にこの日の担当が決定したので、書こうと思ってずっと書いていなかった、今年の高専プロコンの参加記を書こうと思います。
ただ、本戦の3日間だけの記録だと色んな人が書いていて面白くないので、開発を始めたころの記録から綴っていこうかと思います。
...ところで、このブログの更新は約1年ぶりですね。AdventCalendarでしか書かないから...
~4月
2019年度に入る前までの出来事です。
まず、自分が東京高専プロコンゼミの会計に任命されました。事実上の副代表です。名誉ある代表の座は https://log.u-t.me/ でブログを書いている人のものとなりました。
彼もAdvent Calendarを埋めているので、ぜひ見てあげてください。ハワイ時間ギリギリに更新される姿はきっと見ものです。知らんけど。
4月
新一年生を含めた新入部員たちを迎えました。私は会計だったので、部費の計算に勤しむ月でした。
よく質問されるのでここに書いておきますが、12/6現在、部で使用しているSlack WorkspaceのGeneralチャンネルの人数は、4人の教員を含めて60人です。
つまり、少なくとも年の初めの段階で56人の部員が新規、ないしは継続入部しています。そりゃ部費の計算に時間も取られるわけだ。
5月
GWを楽しんだ後、アイデア出しをしました。
我々のゼミではMarkdownのユーザーが比較的多いので、https://hackmd.io/ の共同編集機能を使って部員みんなで数百にも及ぶアイデアを出しました。
その中から自由部門・課題部門のそれぞれに関して使えそうなアイデアを数週間に渡って議論しました。
端的に言って、非常に苦しい期間です。アイデアがまとまらない間は進捗という進捗が出ている気がせず、ただただ課題の難しさを思い知るばかりでした。
紆余曲折ありつつも、5月半ばには自由・課題ともにアイデアが決まります。と同時に、自分が課題部門のプロジェクトマネージャーをすることも決定。
何を作ったかに関しては、プロコンのHP から情報を漁ってもらったり、あるいはYoutubeで公開されている 課題部門プレゼンテーションの様子 や、 自由部門プレゼンテーションの様子 を見てもらったほうが早いかと思います。というよりか、書いているとタイムリミットに間に合わないので割愛します。
この時の印象として、随分技術的に素直な課題部門の作品に対して、自由部門の作品のテクニカルさ、冒険度合いが目立つなぁと思いながら予選資料作成に当たっていました。
予選資料を締め切り当日22時前までに提出し、5月はほぼ終了。
5月、一方で
心臓に穴が開きました。
正確には、心臓の弁に穴が空いていました。
笑うしかないのですが、医者には「加齢か遺伝くらいしか原因はないです...」と言われました。残念ながらこの段階で私はまだ17歳、親族にも心臓に穴が開いた人間はいないです。日頃の行いでしょうか。
以降、部内で私は「硫酸、老けてるよねw」と言われるキャラが確立されます。嬉しくはないです。
ちなみに、この時のSlackの雑談チャンネルを読み直してウケてます。いや早く記事を書け。
6月
開発開始です。特にこれと言って書くことはなく、ミーティングが予定の中に入り始め、自然と動き出しました。
後半はずっとコード書いたりマージしてたりしてた。
自分が開発を始める前に豪語していた「プロジェクトマネージャーとしての目標」が、「自分ではコードを一行も書かない」でした。このころは、まだそれをかなり守れていたように思います。ほとんどマージとタスク振りをしていた。
あと、前期中間試験がありました。問題になるほどではない点数を取り、なんとなくクリア。そんなこんなで6月終了。あ、5年の先輩たちの編入試験が終わりだした。
7月
6月と同じペースで開発。
後半になると、夏休みが始まります。つまりフルタイム労働の開始です。
週三回ミーティングの時間を午前中に設け、開発に参加する部員は全員参加ということにして、細かく進捗の確認を行いながら開発を進めます。
その一方で、自分はこの先どんどん時間的余裕が消えていくのを知っていたので、今のうちに旅行にでも行っておこうと、静岡への旅をしました。
こんな雄大な景色が見えるはずだったのですが...滞在した3日間とも濃霧にて、全く何も見えず。心臓の穴といい、今年の自分の運は大丈夫だろうか、これでプロコン勝てるのかと心配になりました。
帰った後は真面目に開発をしました。
8月
開発を!!しました!!!!!
9月
開発を!!!...
...
夏休みが終わりました。
この頃から、「プロジェクトマネージャーとしての目標」が崩れ始めます。自分でコードを書き始めてしまう......
この月の前半中に、課題部門の作品のメイン機能がようやく動作しました。
おおよそ想定通りか、+-1week くらいの誤差で動作確認が取れたので、実際に想定利用対象者に利用してもらいフィードバックを得ました。濃い一か月でしたが、細かい話は割愛...
10月初旬
この月に入って、ようやく自分に課されたもう一つの役割を思い出し始めます。
プレゼンです。
私はあろうことか高専一年でプロコン自由部門のプレゼンを担当してしまい、その影響か今年の課題のプレゼン担当者はだいぶ早期に自分であることが決定していました。が、まぁ、殆どまともに覚えてませんでした。てへぺろ。
もちろん頭では覚えているし、開発中に「あぁプレゼンターもやるのつらいぃぃ」なんて弱音を吐くこともあったのですが、本当にやる自覚なんて湧かないです。直前までね。
というわけで、スライドを作り始め、開発のほうは最終調整に入ります。
プロコン本戦 -1 日目
我々東京高専プロコンゼミのメンバーは、本来10/12に都城へ飛行機で移動し、受付を済ませる予定でした。
しかしご存じの通り台風19号が関東を襲う予報があり、移動の予定は壊滅的に。
10/11の段階で、台風はこんな状態だったそう。(画像 : NICTより)
飛行機が飛ばない可能性を考慮し、一部メンバーの飛行機の時間帯を変更。しかしその後12日の便の無制限での振替が解禁されてからこれは本当に危険だと察知し、主要メンバーの移動を一日早め、10/11に変更。金曜日の授業を公欠扱いにし、急遽移動を一日早めました。
このあたりの処理は、弊ゼミ名誉会長(?)たるところの @_nosita さんが全部やってくれました。本当にありがとう!!
この時の話は、弊ゼミAdventCalendar① 1日目の記事として書かれています。ぜひ合わせて読んでください。
というわけでこの日は午前6時頃に羽田空港へ集合。チームリーダーたちとプレゼンター、そして旅行手配班のみを含んだ「移動部門 グループA」は、思い立ってから12時間経過することなく東京を発ちました。
宮崎ブーゲンビリア空港 着🎉
— car4ryu (@ryu4car) 2019年10月11日
そんなこんなでとっても早く宮崎着。この日はさっさと宿に移動して、肉を食べて体を休めました。
「工事車両が故障して道を塞いでしまったせいでバス路線が走れず、高速バスが完全に停止して立ち往生」って言う珍しい状況
— car4ryu (@ryu4car) 2019年10月11日
道中、面白いハプニングに見舞われていたけど、まったりとした時間が流れていてバスの中で地方を感じました。
-1日目終わり。
0日目
受付をしに会場へ移動、受付を済ませました。
プロコンの受付では本戦メンバーの宿泊している宿の名前を話すのですが、我々は少々マイナーな、そして主管校である都城高専近くのとある民宿に宿泊していました。
名前を受付の学生に明かすと、
「えっ、あそこ...泊まれるんですね...!」
泊まれます。とっても快適な素晴らしい宿でした。オーナーさんにはいろいろ良くしてもらい、本当に頭が上がりません。
午後はプレゼンの準備をし、そして夜もプレゼン練習をし、気づいたら午前4時なので、あとは明日の自分に任せた!と言い聞かせて寝ました。
1日目
プレゼン・デモでした。
どうなったかは、Youtubeで見てもらえればと思います。少なくとも練習よりかは良かったと思うのですけれども、評価の分かれるところでしょう。できることはやった!と気分を切り替え、デモブースへ。
そのあとは丸一日、ひたすら作品のアピールに努めました。名刺もたくさんもらったし、何よりも過去最高にメンバーのありがたみを感じることが出来、割と多幸感に満ちた一日でした。
2日目
デモ審査でした。
デモで見せる機能が動くことは確認できていたので、あとは見せ方の問題。メンバーが工夫を凝らしたデモで審査員を引き付けてくれました。
正直細かいことはあまり覚えていないものの、割と楽しかったと記憶しています。
デモに尽力していると、競技部門の朗報が時たま聞こえてくるのもとても励みになりました(今日の初戦勝ったぞ!!、準決勝出たぞ!!!、決勝出たぞ!!、そして、勝ったぞ!!!!)
2日目 結果発表
高専プロコンの結果発表順は 競技→課題→自由 の順。
競技部門に関しては素晴らしい戦果を収めたことを知っていたので、心から祝福をし、そしていざ自分たちの発表。
あんまり細かいことを書くと日本語の拙さが出てしまうので省きます。が、要するに、嬉しかったです!!!!
一通り最優秀賞の副賞を受け取り席に戻ると自由部門の発表なのですが、正直これは自分の部門以上に緊張しました。
んが、その緊張の甲斐もなく?あるいはあり?自由も最優秀受賞。
東京高専全部門最優秀 & 企業賞 * 3の受賞と成りました。やったーーー✌✌✌
競技→課題→自由→企業賞#procon30
— car4ryu (@ryu4car) 2019年10月14日
東京、まずは競技優勝🎉#procon30
— car4ryu (@ryu4car) 2019年10月14日
我らが塚本って感じだ 流石だぞ#procon30
— car4ryu (@ryu4car) 2019年10月14日
いやっったああぁあぁあああああああああああ!!!!!!!!!課題最優秀賞!!!!!!!!!!!!ありがとうございました!!!!!!!!!!!#procon30
— car4ryu (@ryu4car) 2019年10月14日
うおあああああああ!!!!自由も最優秀賞!!!!!!3冠!!!!!!!おめでとう!!!!!!!!!!、!#procon30
— car4ryu (@ryu4car) 2019年10月14日
感極まった私、心臓の寿命が縮みます。
これは心臓の寿命が縮まったな()
— car4ryu (@ryu4car) 2019年10月14日
課題最優秀ですらにわかには信じられんかったけど、自由まで取りやがった瞬間は破裂しそうになった
受賞当時はかなり信じられないという気持ちが大きかったものの、今落ち着いてみると、どの部門も相応に、それぞれの求められている尖り方を持っている良い作品だったのだろうと思えます。
ひたすらに達成感と幸福感に包まれた瞬間でした。
ちなみに、この夜は焼き肉へ行きましたとさ。
3日目
観光部門です。が、その前に。
サポートメンバーと先輩方がケーキを用意してくれていました。最高かよ。美味しかったです、ありがとう!!
観光部門は、桜島・鹿児島観光をしました。
と、桜島観光を楽しんでいたのですが、その時...
噴火。
大量の灰を浴び、優勝の代償がデカい!!!!とか叫びながら、内心では (地球の内容物浴びてるのエモくね...?) とか思いながら道の駅に駆け込みます。
降灰が若干落ち着いた瞬間を見計らって、温泉へ直行し灰を落とすことにします。
温泉から出たらフェリーへ飛び乗り、鹿児島へ急いで帰還。
上陸後、もう一つの目標であった本家白熊に舌鼓を打ちます。
と、こんなことやってるうちにタイムリミット。空港へ急ぎ、集まり、飛行機へ搭乗。
部員みんなで東京へ帰り、解散となりました。
まとめ
桜島の足湯 pic.twitter.com/TTrACGY3EE
— car4ryu (@ryu4car) 2019年10月15日
おわり
あと明日穴が空いた心臓の検診です 幸運を祈っておいてくれると嬉しいです(?)
明日は
なんと弊AdventCalendar、明日は空白です...由々しき事態...
これを見ている部員がいたら書きましょう。そう、あなたですよ!!!